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尿の臭いについて

通常、健康な方の尿に強い臭いはありません。しかし、尿は飲食物や体調の影響を受けるため、その時々で臭いに微妙な変化は生じます。
糖尿病と尿の臭いの関係
糖尿病になると血液中の糖(血糖)の割合が増加するため、血液を濾過して作られる尿もその影響を多分に受けます。そのため、糖尿病の方の尿には以下のような特徴があります。
- 臭い:果実のような独特の甘い臭い
- 色:ほぼ透明
- 泡:よく泡立ち、泡が長く残る
なぜ糖尿病の尿は甘い臭いがするのか?
血糖値が高くなると、腎臓は余分な糖を尿として排出しようとするのですが、尿に大量の糖が含まれるため、果実のような甘い臭いがします。また、高血糖状態だと無意識に水分摂取量が増えるため、尿量も増加し、色が薄くなります。
尿がにおう他の原因
尿がにおう原因には、糖尿病のほかにも以下が考えられます。
- 食事や飲み物の影響(例:コーヒー、ニンニク)
- ビタミン剤の摂取
- 水分摂取量の変化
- 尿路感染症(膀胱炎など) など
受診の目安
上記の「糖尿病と尿の臭いの関係」で挙げた尿の性状の変化に加えて、以下の症状がある場合は糖尿病の可能性が考えられます。一度専門医の診察を受けることをおすすめします。
- 極端なのどの渇き
- 頻尿(トイレの回数が増える)
- 手足のしびれ
- 急激な体重減少
- 疲労感や倦怠感
- 健康診断で血糖値が高めだと指摘された など
尿の臭いが気になる方は当院へ

住吉区・あびこ駅のゆかわ内科クリニックでは、尿の臭いの変化を重要な健康シグナルと捉え、丁寧な診断と適切な治療を提供しています。糖尿病と循環器疾患の専門知識を持つ院長が、生活習慣や既往歴を詳しく聞き取り、尿と血液の両方を詳しく調べることで、尿の臭いの原因を総合的に評価します。
検査結果に基づき、患者さんの日常生活に無理なく取り入れられる治療計画を一緒に考えます。また、糖尿病以外の尿の異常に対しても、専門医療機関との連携のもと、長期的な健康維持をサポートします。尿の臭いの変化でお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。