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のどが渇く原因について

のどの渇きは体が水分を欲しているサインです。体内の水分は発汗や排尿で徐々に失われていくため、健康な体を維持するためには定期的な水分摂取が不可欠です。しかし、体を動かしたり汗をかいたりしたわけでもないのに過度にのどが渇く場合は、体に何らかの異常が生じている可能性が高いです。
のどの渇きと糖尿病の関係
糖尿病患者さんにとって、過度ののどが渇きは重要な自覚症状の一つです。糖尿病による高血糖状態を改善しようと、無意識のうちに体が水分を求めるために引き起こされます。具体的には、以下のメカニズムで起こります。
- 1.高血糖状態により血液中の糖濃度が上昇
- 2.血液の粘度が高くなり、体がこれを異常と認識
- 3.体が血糖値を下げようと、脳から「のどが渇いている」という信号を発信
- 4.大量の水分摂取を促すことで、血液を薄めて糖濃度を下げようとする
- 5.排尿によって水分が消費されることで1に戻る
のどが渇く他の原因
糖尿病以外にも、のどの渇きを引き起こす疾患があります。
- 更年期障害:女性ホルモンの減少により唾液分泌が減少
- シェーグレン症候群:唾液腺の機能低下による口腔乾燥
- 副甲状腺機能亢進症:尿量増加による体内水分量の減少
- 尿崩症:過剰な尿生成による脱水が起こる
- その他:発熱、ストレス、薬の副作用など など
受診の目安
のどの渇きは糖尿病の代表的な自覚症状の一つですが、水分摂取は無意識のうちに行っていることが多いため、ご自身では異常に気づかないことがほとんどです。のどの渇きと同時に以下の症状がある時には、糖尿病を疑い、一度検査を受けることをおすすめします。
- たくさん水を飲んでものどの渇きが収まらない
- 頻尿(トイレの回数が増える)
- 手足のしびれ
- 急激な体重減少
- 疲れやすい
- 尿に泡立ちが多く、なかなか消えない
- 健康診断で血糖値が高めだと指摘された など
のどの渇きが気になる方は当院へ

住吉区・あびこ駅のゆかわ内科クリニックでは、糖尿病と循環器疾患の専門医である院長が、その知識と経験を生かしてのどの渇きの原因を多角的に分析します。糖尿病はもちろん、考えられる原因の早期発見に努めて患者さんの健康な生活をサポートいたします。他科の専門医とも連携し、糖尿病以外の原因にも迅速かつ的確に対応可能です。
糖尿病はとくに早期の対応が重要ですので、のどの渇きが気になる方、または糖尿病の可能性を心配されている方は、どうぞお気軽にご相談ください。