糖尿病性神経障害｜大阪市住吉区我孫子で糖尿病はゆかわ内科クリニック

糖尿病性神経障害とは？

糖尿病性神経障害は、糖尿病の三大合併症の一つで、長期間の高血糖状態により全身の神経が障害を受ける病気です。神経周囲の血管が損傷したり、神経自体が変質したりすることで、神経の機能が低下して様々な症状を引き起こします。

糖尿病と同様、初期段階では自覚症状に乏しいものの、進行すると日常生活に大きな影響を及ぼす可能性があります。「糖尿病で足を切断する必要がある」という例は、この糖尿病性神経障害に起因することが多いです。

糖尿病性神経障害の主な症状

糖尿病性神経障害の症状は、主に末梢神経に現れます。末梢神経には、大きく分けて「体性神経」と「自律神経」があり、障害を受けた神経系に起因する症状が引き起こされます。

体性神経症状

体性神経は体の動き全般にかかわる神経です。主に感覚と運動に影響し、これらが障害されると以下のような症状が引き起こされます。

自律神経障害

自律神経は、心臓や血管の動き、消化機能、血圧、体温調整などを司る神経です。私たちの意識と関係なく体の機能を一定に保つ働きをしているため、これが障害されると以下のような症状を引き起こし、生活に様々な支障を来すことがあります。

その他の症状

神経障害の進行度や影響を受ける神経の種類によっては、以下のような症状が引き起こされることもあります。

早期発見・早期治療のために―定期的な検査を大切に―

糖尿病性神経障害は、高血糖状態が続く限り改善されないので、適切な管理による治療と予防が重要となります。重症化すると排尿・排便のコントロールができなくなる、酷い立ちくらみによって立てなくなる、組織の壊死によって足の切断が必要になる、などの可能性もあります。

患者さんの体質や病態によって異なりますが、糖尿病の方（傾向がある方も含む）は以下に注意しましょう。

糖尿病性神経障害の予防・治療は当院へ

糖尿病性神経障害の予防で大切なのは、的確な鑑別によって病態に合わせた対策を行うことです。住吉区・あびこ駅のゆかわ内科クリニックでは、糖尿病患者さんの神経機能を定期的にチェックし、早期発見・早期治療に努めています。また、個々の患者さんの状態に合わせた適切な治療プランを提案し、糖尿病性神経障害の予防や進行抑制をサポートしています。

神経障害は進行すると日常生活に大きな影響を及ぼす可能性がありますが、早期発見と適切な管理によって、その進行を遅らせたり、症状を軽減したりすることができます。糖尿病や神経の健康について気になることがあれば、お気軽にご相談ください。