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糖尿病とがんの関係

糖尿病の進行は、がんのリスクを高める可能性があることが分かってきました。とくに2型糖尿病とがんは、共に生活習慣と密接に関係しているため、相互の影響が考えられます。
過度に心配する必要はありませんが、糖尿病患者さんはがんのリスクも考慮したうえで治療に臨んでいただく必要があります。また、いずれも早期発見・早期治療が重要な病気ですので、定期的な健診(検診)の機会は大切にしてください。
住吉区にある「あびこ駅」から徒歩10秒のゆかわ内科クリニックでは、がんのリスクを考慮した糖尿病治療と管理を行っています。糖尿病治療中でがんのリスクが気になる方、健診で異常を指摘された方は、お気軽に当院へご相談ください。
糖尿病ががんのリスクを高める原因
糖尿病とがんの関連についてはまだ研究段階ですが、以下のような要因が考えられています。
血中インスリンの濃度
2型糖尿病ではインスリンの効きが悪くなるため、血中のインスリン濃度が高くなることがあります。過剰なインスリンはがん細胞の成長を促進する可能性があり、その結果がんの発症リスクを高めるとされています。
ただし、糖尿病治療で行うインスリン注射とがんリスクの上昇は無関係であると研究で指摘されています。
高血糖
持続的な高血糖状態は、全身の血管を傷つけます。これによって生じた損傷が細胞のDNAに悪影響を与え、発がんにつながる可能性があります。
慢性的な炎症
糖尿病患者さんでは、自覚症状がなくても体内で慢性的な炎症が起きていることがあります。この炎症ががん発生のリスクを高める可能性が指摘されています。
共通のリスク要因(生活習慣)
糖尿病とがんは、不適切な食生活、運動不足、肥満、喫煙、過度の飲酒など、多くのリスク要因を共有しています。これらの生活習慣が双方のリスクを高めている可能性があります。
がんの予防と早期発見のために
健康的な生活習慣の維持
バランスの取れた食事、適度な運動、適正体重の維持、禁煙、節酒は、糖尿病の管理だけでなく、がんの予防にも効果があると考えられています。患者さんのライフスタイルに合わせて無理なく続けることが大切です。
定期的な健康診断・がん検診
定期的な健康診断やがん検診は、糖尿病やがん以外にも、様々な病気の早期発見に重要です。当院でも各種健康診断や消化器がん(胃がんや大腸がんなど)、肝臓がん、肺がん、前立腺がんの検査に対応していますので、ぜひご利用ください。
血糖コントロールの維持
適切な血糖コントロールは糖尿病治療の基本です。これを維持することで、高血糖による悪影響を最小限に抑えることができ、糖尿病の進行とがん予防への効果が期待できます。
症状の早期発見
糖尿病とがんだけに限りませんが、体調の変化や体の不調に気づいた際は、早めに医療機関を受診することで、病気のリスクを最小限に抑えることができます。当院は御堂筋線「あびこ駅」から徒歩すぐの通いやすい立地ですので、健康面で気になることがあれば、いつでもお気軽にご相談ください。